ハードキャンディー(Hard Candy)/ パトリック・ウィルソン
ジュノ秋と言えばホラー映画。『ホラー』のジャンルにあったので借りるのもめんどくさく買ったんですが、ホラーは何を基準にホラーと呼ぶのか考えさせられる作品となりました。ぶっちゃけ感想から先に言うと、今まで観た映画の中で屈指の“恐怖”映画であることには間違いない。
ハードキャンディー
(Amazon.co.jp)
出会い系のチャットで知り合った14才の少女ヘイリーと32才のカメラマンのジェフ。ふたりは意気投合し、会う約束をする。素直でキュートなヘイリーを気に入ったジェフは、彼女を自宅に誘い込む。恋人がいながら、少女への興味がつきないジェフにとって、ヘイリーは恰好の相手。しかし、罠にはめられたのは彼だった。
以下ネタバレを含みますのでご注意ください。
絶句!としか言いようがないむごいエンディング。エレン扮するヘイリーが“仕事”を終え、赤いパーカーを被って去るシーンで『赤ずきんちゃん』を象徴しているのですが、別に赤ずきんにそこまでこだわる必要は無かったと思います。
ヘイリーがやったこと・・・ジェフに引っかかるフリをしてジェフに薬物を飲ませる。ジェフを縛り付けてジェフ宅を探索。その結果、ヘイリーはジェフが"pedophilia"(ペドフィリア。小児を対象とした性愛・性的嗜好)であると決定づけ、ジェフの睾丸を両方ともカットすると決める、そして決行。
その時点で残りの人生をセックス無しで生きて行かなければならなくなったジェフ。ところが悪夢はそこからが本当の始まり。

自身がペドフィリアであるとやっと認識した上で、元彼女に未練タラタラなジェフ。それを知っていたヘイリーは、ジェフに自殺するよう迫ります。「もし、自殺するならペドな証拠はすべて消してあげる。」そしてヘイリーは、元カノに警察のふりをして電話をかけ、すぐにジェフの自宅に来るよう促します。
(結局、行方不明になっている女の子は、ジェフともう一人の男がもて遊び、やばくなったので最終的に殺してしまったということらしい。)
ジェフは、元カノに全てを知られ、しかも逮捕&刑務所に入り将来はなくなるか、自ら死を選び、元カノに美しいままの自分の思い出を残すかを選ぶしかなくなった。最後に「俺は見てただけだ!彼女を殺した男の名前を知っている!奴を捕まえる協力をする!」と命乞いをするが、「彼の名前なら知ってる。」
彼も“自殺”する前に同じこと言ってたわ。
と冷血に答えるヘイリー。ここでジェフはもう一人の男もヘイリーによって“自殺”させられたのだと絶望。自らの首にロープをかけて屋根から飛び降りる。(むごーーい!!!)ところがヘイリーは約束を破り、ペドの証拠を残したまま自分だけ逃走。(The End)
2人のやりとりやがほぼ完璧で終止ハラハラさせられますが、何のために玉カッツ?で、ヘイリーは正義なの?気狂いなの?ってのがモヤモヤして腑に落ちません。結局ヘイリーも犯罪者なのに赤ずきんだからって逃げ切れ(てい)るところが凄くエグくて、でも、もしもそこまで狙っているとしたらスゴ過ぎ。
あとですね〜、タイトルの『Hard Candy』について、
1:砂糖と結晶化させずに沸騰させたコーンシロップから作ったキャンディ
2:堅いけど砕けやすいキャンディ
3:勃起したペニスのこと
4:(名詞)ヘロインの俗語 (Amazon.co.jpより)
ってなっているんですけど、これは私としてはどれも当てはまらなくて、言葉通り「(甘い)キャンディー」でも「超ハード」という解釈でヘイリー自身を表していると思いました。この他にも、Tough Cookie(タフ・クッキー)なんて言葉もありますが、外見がとっても可愛いんだけれども芯が強い(というかbitchy)な女の子を示します。褒め言葉であると同時に同じくらい嫌味。言われたら、
WHAT?!!(怒) But thank you(´∀`*人)♪
くらい言い返せる方が、まさにハード・キャンディーかと思われますw
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